角力灘の水平線と大角力・小角力・母子島の島しょ景観

角力灘の海洋と海食崖の間に、立岩や小島が群形をなして、あたかも石庭園の石の如く、海水面上にバランスよく点在しています。

石積み家屋のある集落景観

教会を中心に形成された小さなまとまりのある集落景観が見られます。痩せた土地、過酷な自然条件の中で、暴風を防ぐ温じゃく石を使った石積みの家屋や道路・墓地などが残されていることが特徴的です。

ド・ロ神父ゆかりの教会関連施設のある景観

幕末以降の集落景観で、ド・ロ神父の功績を顕著にあらわす景観資源があります。聖堂・授産場等の教会関連施設の建設、ソーメン、マカロニ等の産業の育成、西洋の近代技術の導入、共同体組織による活動などが特徴的です。

神浦城址と河口港のまちなみ景観

日本一の清流に選定された神浦川水系の河口にあり、城下の集落は中世から引き継がれた古い町並みが現在も残っています。

大中尾棚田の景観

江戸中期の大村藩により開拓された面積約８ha、約450枚の棚田が連なり「日本の棚田百選」に選定されております。対面には鷹が巣を作る鷹ノ巣岩があり、遠方には角力灘の島々が望め、雄大な自然景観を形づくっています。

池島の炭鉱跡の景観

閉山した炭鉱で、貯炭場、選炭工場、高台にある高層住宅群など、かつての産業施設の景観が見られます。